
前回「右腰の窮屈さ」を晴れた日や長いコースでも試すって話でしたよね。今回はどうでしたか?

前半はうまく機能したにゃ。でも後半、打ち上げホールが続いたところで崩れちゃったにゃ…その代わり、池越えのパー3でまさかのバーディーが出たにゃ!
この連載は90切り挑戦記①から続く、ベスト92の私が90切りを目指すリアルタイム記録です。前回⑤で見つけた「テイクバックで右腰が窮屈に感じたところで止める」という感覚を、今回は栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部(コースレビューはこちら)のラウンドで継続して試しました。
結果は前半46・後半51の合計97。前回とは逆に、今回は後半でスコアを崩す展開になりました。ただし収穫もあり、池に囲まれた名物パー3では、ラウンド前に重点的にやったパター練習がそのままバーディーという形で結果に出ています。
📌 こんな悩みを持つ方におすすめの記事です
- スイングを意識しても、ホールが進むうちに元に戻ってしまう
- 練習の成果が本番でどう出るのか、具体例を知りたい
- ミスからのリカバリーで、さらにミスを重ねてしまうことがある
📖 この記事を読むとわかること
- パター練習20分が、そのまま16メートルのバーディーパットにつながった実例
- 前半は機能した意識が、打ち上げホールが続く後半で崩れた理由(自己分析)
- ドライバー好調でも大叩きにつながった、12番でのミスの連鎖
前回からの経過:「窮屈さ」の意識は前回で言葉にできた
前回⑤では、テイクバックのときに右の骨盤を引かず胸だけを回し、右腰が窮屈に感じたところでトップを止めるという意識で後半ハーフベスト44を出しました。窮屈さを超えて振りかぶると「振りかぶりすぎ」でミスにつながる、というのが前回までの結論です。
今回はこの意識を継続しつつ、ラウンド前の練習ではスイングよりもパターの距離感に重点を置きました。練習グリーンで4歩・6歩・8歩・10歩の距離感を約20分繰り返し練習し、この日のラウンドに臨みました。
今回のテーマ:意識した4つのこと
- テイクバック時の右腰の「窮屈さ」……前回からの継続。窮屈に感じたところでトップを止める
- 軸を動かさない……バックスイングで体の軸がぶれないよう意識する
- インサイドインの振り抜き……インパクト後、左に振り抜く意識
- バックスイングをコンパクトに……振りかぶりすぎない
この4点に加えて、練習グリーンで作ったパターの距離感を本番でどう再現できるかも、この日のもう一つのテーマでした。
📝 この記事で出てくる用語:軸とは?
ここでいう「軸」とは、アドレスからフィニッシュまで体の回転の中心となる背骨のラインのこと。バックスイングで軸が右に流れたり、ダウンスイングで軸が左右にぶれたりすると、クラブが最下点でボールを正確に捉えにくくなります。「軸を動かさない」とは、体重移動をしても背骨の傾き・位置そのものは大きく動かさない、という意識のことです。
ラウンド実践記(スコア97:前半46・後半51)
今回訪れたのは栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部。OUTは広いフェアウェイでフラット、INは池が絡み打ち上げ・打ち下ろしが続くコースでした。コースの詳しい特徴はコースレビュー記事にまとめているので、ここではスイングとパットの話を中心に振り返ります。
前半(OUT):4点の意識で大崩れなし
前半は、①〜④の意識を持ったまま回った結果、致命的な大叩きはありませんでした。この日のアイアンの調子は5段階中3くらいで、いい当たりとミスが半々という状態でしたが、OUT1番のセカンドで右にプッシュしてバンカーに入れた程度で踏みとどまり、OUTは46(+10)で折り返しています。
後半(IN):12番の大叩き直後に、練習の成果でバーディー
スコアが動いたのは後半でした。まず12番(328ヤード・パー4)。この日ドライバーの調子は5段階中4と好調で、平均210ヤード前後で安定して飛ばせていたのですが、ドローがかからず、たまに右へプッシュが出る状態。まさにこの12番で右プッシュが出て、1ペナルティになりました。3打目はグリーン手前60ヤードほどからのアプローチでしたが、ここでトップしてグリーンを越え、林の中でボールを見失って再びペナルティ。最終的に6オン2パットで「8」(+4)と、この日いちばんの大叩きになりました。
ところが、この大叩きの直後、次の13番(144ヤード・池に囲まれた打ち下ろしのパー3)でバーディーが出ました。120ヤードちょっとの距離感で、PWでは届かないため9番アイアンを選択。結果はグリーン手前の花道で、ピンまで約16メートルの位置でした。花道からグリーンまで約1メートル、そこからピンまで約15メートル。転がして寄せられる状況だったのでパターを選び、いつもショートしがちなクセを意識して気持ち強めに打ったところ、そのままカップイン。ラウンド前に重点的にやったパター練習(4〜10歩の距離感練習・約20分)が、大叩き直後というタイミングでそのまま結果につながった一打でした。
✅ 練習の成果が一番わかりやすく出た瞬間
大叩きの直後は、引きずってさらに崩れることも多いホールです。「いつもショートする」という自分のクセを自覚したうえで、練習で作った距離感を信じて気持ち強めに打てたのがバーディーにつながりました。理屈より、練習の反復で作った手応えを本番で信じられるかどうかが大きいと感じた場面です。
14番・15番でまた崩れる:打ち上げホールで軸とコンパクトさが乱れる
バーディーで流れが変わったかと思いましたが、続く14番(541ヤード・パー5・ずっと打ち上げ)でまた崩れました。ティーショットをチョロしてしまい、5番ウッドでリカバリーしたものの3打目地点でまだ290ヤード残るという展開に。この日の調子を踏まえてユーティリティやアイアンの長い番手は封印し、8番アイアンで刻んで確実に運ぶマネジメントに切り替えました。ここまでの判断は的確だったと思います。
ところが、8番アイアンを2回使って残り80ヤードまで来たところで持った得意のはずのSWが、ボールの下をくぐってしまい50ヤードほどしか飛ばないミスに。続く30ヤードのアプローチもダフってグリーン手前まで。パターでどうにかグリーンに乗せて7オン2パットの「9」(+4)となりました。15番でも同様に、ラフからのショットがボールの下をくぐって距離が出ず5オンになっています。
この崩れについて自己分析すると、②の「軸」と④の「バックスイングのコンパクトさ」の意識が特に足りていなかったのではないかと考えています。調子が悪いとき、自分のスイングはバックスイングで左肩が下がりクラブを上げる、いわば「ギッタンバッコン」のような動きになっている感覚があり、意識が薄れるとすぐにその癖に戻ってしまうようです。OUTは平坦なホールが多かったのに対し、INは打ち上げ・打ち下ろしが多く、特に打ち上げのホールでこの崩れが顕著に出たのではないかと感じています。アプローチのトップ・ダフりはまだ完全に改善しきれておらず、この日は練習量も十分でなかったため、感覚を取り戻せないまま本番を迎えてしまった面もありました。
気づき・反省
パター練習の成果は、はっきり結果に出ました。13番のバーディーはもちろんですが、この日は18ホールを通じて3パットが一度もありませんでした。大叩きしたホールはあっても、グリーンに乗ってからは崩れなかったということです。感覚として「なんとなく合っている」で終わらせず、繰り返し練習した距離を実戦投入する、というアプローチの効果を実感しました。
一方でスイングの4点は、前半は機能したものの、後半・特に打ち上げホールで崩れました。「窮屈さ」「インサイドイン」は意識できていた一方、「軸」「コンパクトさ」への意識が薄れていたのではないかというのが自己分析です。実際に見てもらったわけでも指摘されたわけでもないため確証はありませんが、調子が悪いときの自分のスイングパターン(左肩が下がる・バックスイングが大きくなる)には心当たりがあります。
もう一つの課題はラフやアプローチでの「ボールの下をくぐる」ダフり系のミスです。14番のSW、15番のラフからのショット、そして12番のアプローチのトップも、突き詰めれば同じ系統の距離感・入射角の不安定さが原因かもしれません。12番の大叩きは、ミスからのリカバリーでさらに力んでミスを重ねるという、典型的な悪循環でした。
一方で、その大叩きを引きずらず、次のホールでバーディーを取れたのは収穫です。ミスをしたホールの結果ではなく、次の1打・次のホールに意識を切り替えられるかどうかが、スコアの下振れ幅を左右すると実感しました。理屈は分かっていても実際にできるかは別問題で、今回はたまたま切り替えられただけかもしれませんが、狙って再現できるようにしたいところです。
ラフ・アプローチのダフりは、球を上から潰しにいくアイアン系の入射角と、下から拾うイメージのウェッジ系の入射角が、疲れや緊張でごちゃ混ぜになっている可能性を感じています。以前シャンクの原因をインドアで見てもらったときも、自分の感覚と実際の軌道にはズレがありました。アプローチだけでも一度、入射角を数値で見てもらう価値はありそうです。
次回予告
「軸」と「バックスイングのコンパクトさ」を、打ち上げホールでも維持できるか。そしてラフ・アプローチでの「ボールの下をくぐる」ミスの原因をどこまで潰せるか。パター練習の成果は続けつつ、次のラウンドで確かめます。
まとめ
📋 この記事のまとめ
- ラウンド前のパター距離感練習(20分)が、池越えパー3での16メートルバーディーに直結。18ホールを通じて3パットもゼロだった
- スイング4点の意識は前半は機能したが、打ち上げホールが続く後半で「軸」「コンパクトさ」が崩れた
- ドライバー好調でも、右プッシュ1本とアプローチのトップが重なり12番で6オンの大叩きに
- 大叩きを引きずらず次のホールで切り替えられたことも収穫。ラフ・アプローチでの「ボールの下をくぐる」ダフり系ミスは新たな課題

バーディーも大叩きも同じ日に出るのがゴルフにゃ。次は打ち上げホールでも「軸」を忘れないにゃ!


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