
月3回は打ちっぱなしに行ってるんです。なのにスコアがずっと105くらいで…何が足りないんですかね?

足りないんじゃなくて、たぶん順番が違うにゃ。何を練習するかの前に、どこで打数を失ってるかを知るのが先にゃ
ドライバーは前より飛ぶようになった。アイアンもそこそこ当たる。それなのにスコアは100前後から動かない。練習量なら人並み以上にやっているのに、なぜ結果が出ないのか。ラウンドの帰り道で、そう考えたことはないでしょうか。
結論から言います。練習してもスコアが変わらない原因は、頑張りが足りないからではありません。「練習の順番」と「フォームの勘違い」の2つです。120台を2〜3年さまよっていた私が100を切れるまでにやったことは、新しい練習メニューを足すことではなく、この2つを直すことでした。
この記事では、練習しても100を切れない3つの理由と、打ちっぱなしの時間の使い方を変える具体的な手順を、実体験をまじえてまとめます。読み終えたら、次の練習で「何を、どのくらいやるか」が決まります。
📌 こんな悩みを持つ方におすすめの記事です
- 打ちっぱなしに月2回以上行っているのに、スコアが100〜115で止まっている
- YouTubeで練習法は調べるが、自分が何をやるべきか決められない
- ドライバーの飛距離は伸びたのに、スコアにつながらない
📖 この記事を読むとわかること
- 練習しても100を切れない人に共通する3つの理由
- 「飛距離不足」ではなく、どこで20打こぼしているかの見つけ方
- 失点のタイプ別に、打ちっぱなしの時間をどう配分し直すか
練習しても100が切れないのは、頑張りが足りないからではない
練習量とスコアは、あるところまでしか比例しません。月に何回打ちっぱなしへ行っても、下の3つのどれかに当てはまると、スコアはほぼ動きません。まず自分がどれに当てはまるかを考えてみてください。
理由1:自己流でフォームを固めている
誰にも見てもらわず、鏡も動画も使わずに、ひたすら球を打っている。これがいちばん多いパターンです。フォームは反復した回数だけ固まります。正しい動きも、間違った動きも、同じように固まります。間違ったスイングを1000球打てば、間違ったスイングが上手くなるだけです。
私は120台を2〜3年続けていましたが、その間自分のスイングを一度も見たことがありませんでした。動画を撮っても意味がないと思っていたし、見たところでどう直せばいいのか分からなかったからです。「インドアに通わなくても自分の力で上達してみせる」という、根拠のない自信と見栄もありました。
状況が変わったのは、あとから始めた後輩にベストスコアで抜かれたときです。時間ばかりかかるのに上達しない。これはどうしようもないと思い、ライザップゴルフに通い始めました。そこで初めて自分のスイングを画面で見て、「クラブが体の外から下りている」と指摘されました。真っすぐ引いているつもりだったので、数値と映像を見せられて、ようやく現実を受け入れられました。
理由2:練習の中身が偏っている
打ちっぱなしの時間の多くが、ドライバーとアイアンのフルショットになっていないでしょうか。スコアの内訳を見ると、グリーン周りとグリーン上で6割前後の打数を使います。フルショットばかり練習して、グリーン周りの寄せをやらないのは、配点の低い問題ばかり解いているのと同じです。
私の当時の1回の練習は、だいたい150〜170球。内訳はドライバー50〜60球、7番アイアン50〜60球、PW30球、SW20球でした。ウェッジも打ってはいたのですが、全部フルショットです。50ヤードや30ヤードを「どう止めるか」の練習は一度もしていませんでした。マットの上でSWをフルスイングで20球打っても、コースのグリーン周りではまったく役に立ちません。
球数がドライバーと7番に寄っていたのには理由があります。通っていた練習場は1階と2階で1球あたりの単価が違い、安い2階席でたくさん打ちたかったのです。コスパを気にしているつもりで、いちばんスコアに効かない練習に球数を割いていました。当時はコースにもめったに行かず、アプローチの重要性が分かっていませんでした。
理由3:どこで打数を失っているか知らない
「飛距離が足りないから100が切れない」。多くの人がそう思っていますが、たいていは違います。100前後のスコアで多いのは、OB・池での打ち直し、3パット、1ホールでの大たたきです。この3つで20打以上こぼしているのに、原因を飛距離だと勘違いしている。だからドライバー練習に時間を使い、スコアが変わらないのです。
私の2019年、まだ下手だった頃のスコアカードが残っています。ある日の富士カントリー笠間で120。パット数は37でした。48オーバーのほとんどを、グリーンに乗るまでに失っていた計算です。内訳はOBが9回、パーオンは0回。ドライバーを曲げ、アイアンはチョロし、100ヤード以内も距離感が合わない。別の日の上野原カントリーは119で、このときは3パット以上が6ホール、パット数41でした。どちらの日も、足りなかったのは飛距離ではありません。

言われてみると、自分がどこで打数を失ってるか、ちゃんと数えたことないです
まず「どこで20打こぼしているか」を知る
練習メニューを選ぶ前に、自分の失点の内訳を出します。90を超えている打数は、大きく4つに分けられます。
- ペナルティ……OB・池・林からの打ち直し。1回でおよそ1.5打の損
- 3パット……グリーン上で3回以上打ったホール。1ホールで1打の損
- 大たたき……1ホールで7打以上。刻む判断ができずに崩れた分
- ショット精度……ボギーオン率(規定打数+1打でグリーンに乗る割合)の低さ。要は届いていない

この4つのうち、自分がどこでいちばん損をしているかで、やるべき練習は変わります。感覚ではなく数字で出すために、直近の1ラウンドの数字を入れるだけの100切りできない原因診断ツールを用意しました。約2分で、失点の内訳と直す順番が出ます。記事の最後にもリンクを置いておくので、いまは読み進めてもらってかまいません。
打ちっぱなしの時間の使い方を、タイプ別に変える
結論は「フルショットに使う時間を減らし、その分をショートゲームに回す」です。ただし、どこに回すかは失点タイプで変えます。お小遣い制でゴルフをしている私たちにとって、打ちっぱなし代は貴重です。カゴ1つを何に使うかで、上達のスピードが変わります。
「使うクラブを絞れば回れる」という私の勘違い
ライザップの体験レッスンで最初にやったのが、距離別のチェックでした。10ヤード刻みで離れながら打って、グリーンに乗るかどうかを見るテスト。そのうえで「100ヤード以内を3打で上がれるようにすればスコアは変わる」と説明されました。
それまでの私は、ドライバーとアイアンで距離を稼ぐことが大事だと思っていました。ドライバーが100ヤードしか飛ばなくても、7番アイアンで130ヤードを2回打てば乗る。使い慣れたクラブに絞れば成功率が上がると考えて、ハーフセットのつもりで数本だけ練習していたのです。
ところが実際は、アプローチを練習していないせいでグリーン周りを行ったり来たり。100ヤード以内で4打も5打もかかり、トリプルや+4を平気で叩いていました。スコアを崩していたのは飛距離ではなく、100ヤード以内だったのです。
それ以降、練習の配分を変えました。160球のうちドライバーは20球に減らし、SWと50〜80ヤードのアプローチに80球、7番アイアンのハーフスイングに40球。いちばん時間を使う対象を、いちばんスコアに効くところへ移しただけです。フルスイングの練習量は半分以下になりましたが、本気で取り組み始めてから9ヶ月で98が出て100切りを達成し、いまはベスト92まで来ています。
| いちばんの失点 | 打ちっぱなしでやること |
|---|---|
| ペナルティ(OB・池) | ティーショットを10球、1番手短いクラブ(ドライバーではなく5W・UTなど)で。飛距離より「同じ球筋で前に置く」練習 |
| 3パット | ラウンド前に練習グリーンへ早めに行き、10歩・20歩・30歩(1歩は約70cm)の距離感を確認する。自宅マットでできるのは2m以内をまっすぐ打つ練習まで |
| 大たたき | 練習ではなく「決めごと」で防ぐ。大たたきは、1つのミスを同じホールで取り返そうとして起きる。「ミスしても取り返さない。1打ずつ前に出して、グリーンに乗ったら2パットで上がる」と紙に書いて持参する |
| ショット精度 | 7番アイアンのハーフスイングを50球。腰から腰の振り幅で「まず当てる」。フルスイングの前にこれ |
ここで1つ注意です。「ショートゲームに時間を回す」と言うとき、その中にはアプローチ(グリーン周りの寄せ)とパター(グリーン上)の2つが入っています。この2つを「まとめて打ちっぱなしで練習すればいい」と考えないでください。アプローチはマットで打てますが、パターを打てる場所は打ちっぱなしにありません。ひとくくりにすると、パターだけがいつまでも手つかずになります。
自宅にパターマットがあっても、そこで打てるのは2m以内をまっすぐ入れる動きだけです。3パットの8割は、ラインの読み間違いではなく距離感のミスで、それはコースの練習グリーンでしか身につきません。ラウンドの日は少し早めに行って、10歩・20歩・30歩を打っておく。それだけで2パットで上がれるホールが増えます。くわしくは3パットを減らす距離感の作り方にまとめています。
歩数のイメージがわかない方へ。10歩は約7メートルで、グリーンの端から真ん中あたりまでの距離です。20歩でグリーンの奥のほう、30歩は大きめのグリーンをほぼ端から端まで、と考えてください。ロングパットで残る距離はだいたいこの範囲におさまります。
アプローチは、8番からPWの「転がし」を50球。SWを開いて上げる練習は後回しでかまいません。100切りの段階では、ミスの幅が小さい転がしのほうが安全です。くわしくはグリーン周りアプローチの基本にまとめています。
フォームの「勘違い」は、独学だと気づけない
理由1で書いた「自己流でフォームを固める」問題は、自分ひとりでは直せません。なぜなら、間違っていることに気づけないからです。動画を撮っても、どこが悪いのか自分では判断できません。
私がライザップで「クラブが外から下りている」と指摘されたときも、自分では真っすぐ引いているつもりでした。数値と映像を並べて見せられて、初めて思い込みとのズレが分かったのです。100を切ったあとも状況は同じで、シャンクが再発したときはSMART GOLFの体験レッスンで原因を可視化してもらいました。手打ちを直したときもそうです。共通しているのは、どれも独学では一生気づけなかったという点です。
おすすめは、まずシミュレーターのある施設で自分の数値を見ることです。スイングの軌道、フェースの向き、入射角。数字で見ると、思い込みと現実のズレがはっきりします。通い放題のSMART GOLFなら、月額定額で何度でも数値を確認しながら練習できます。![]()
「もっと短期間で直したい」なら、マンツーマンで見てもらう選択もあります。費用は上がりますが、自己流で遠回りしている時間もお金です。RIZAP GOLFは無料体験レッスンで自分のスイングの課題を出してもらえます。![]()
100切りに「要る練習・要らない練習」
時間もお金も限られています。100を切るまでは、次の切り分けで十分です。
✅ いま要る練習
- 50ヤード以内のアプローチ(転がし中心)
- パターの距離感(ラウンド前に練習グリーンで10歩・20歩・30歩)
- 7番アイアンのハーフスイングで「まず当てる」精度
- ティーショットを曲げないための、1番手短いクラブの練習
❌ いまは要らない練習
- ドライバーの飛距離アップ(曲がらなければ200ヤードで十分)
- 完璧なスイングづくり(100切りに必要な精度は「そこそこ」でいい)
- フェアウェイウッドとロングアイアン(3〜5番)の練習。当てるのが難しく、100切りの段階では出番も少ない
- 難しいロブショットなど、実戦で使わない技術
ただしユーティリティ(UT)だけは別です。アイアンより当てやすく、「お助けクラブ」と呼ばれるほどやさしい番手です。初心者はクラブを振ること自体に慣れていないので、重くて長いロングアイアンは扱いきれません。150〜180ヤードをUT1本でカバーできるようにしておくと、2打目が一気に楽になります。私は当時UTを持っておらず7番アイアンで無理をしていましたが、早めに1本用意しておけばよかったクラブです。
やることを絞るほど、1つのことに使える時間が増えます。「1ラウンドで1テーマ」まで絞っても、スコアはちゃんと動きます。練習の優先順位は練習すべきベスト3、コースでの考え方は100切りのコースマネジメントにまとめています。
まず今週やること
1つだけ挙げるなら、次のラウンドの日に30分早く行って、練習グリーンで10歩・20歩・30歩を各10球ずつ打つことです。道具も追加の費用もいりません。3パットが2つ減れば、それだけでスコアは2打変わります。診断で自分の最大の失点が分かっている人は、その1つだけを次の練習のテーマにしてください。
よくある質問
100切りに必要な飛距離はどれくらいですか?
ドライバーで200ヤード前後あれば十分です。100前後で止まっている人の多くは飛距離ではなく、OB・3パット・大たたきで打数を失っています。飛ばすことより、曲げないことを優先してください。
週に何回練習すればいいですか?
頻度より中身です。月2回でも、時間の半分をアプローチとパターに使えばスコアは動きます。逆に週3回ドライバーばかり打っていても、100切りには直結しません。
レッスンは受けたほうがいいですか?
自分のスイングを一度も見てもらったことがないなら、1回だけでも受ける価値があります。数値と映像で「思い込みと実際の動きのズレ」が分かるだけで、その後の自主練習の質が変わります。
ラウンド中、スコアの内訳はどう記録すればいいですか?
スコアカードの余白に、そのホールで気になったミスだけメモします。「OB」「3パット」「バンカー2回」など一言で十分です。全部を細かく書く必要はありません。パット数を書く欄はたいていのスコアカードにあるので、そこは毎ホール埋めてください。あとで診断ツールに入れるとき困らない程度で、スマホのメモやゴルフアプリでもかまいません。
まとめ
📋 この記事のまとめ
- 練習してもスコアが変わらない原因は「練習の順番」と「フォームの勘違い」の2つ
- まず失点を4つ(ペナルティ・3パット・大たたき・ショット精度)に分けて、どこで20打こぼしているかを数字で知る
- 打ちっぱなしのフルショット時間を減らし、失点タイプに合わせてアプローチ・パターへ配分し直す
- フォームの勘違いは独学では気づけない。一度はシミュレーターで自分の数値を見る
スコアの停滞から抜け出すためにやってきたことはゴルフが上達しない本当の理由、100切りまでの全体の流れは100切りロードマップにまとめています。あわせて読んでみてください。

練習量は足りてるにゃ。あとは「どこに使うか」を変えるだけにゃ。次のラウンド、いちばんの失点を1つだけ意識してみてにゃ

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