
打ちっぱなしに行っても、結局ドライバーばっかり振って終わっちゃうんです。何から練習すればいいんですか?

そこにゃ。ゴルフは練習する順番で伸び方が変わるにゃ。ドライバーは一番あとでいいにゃ
ゴルフを始めて打ちっぱなしには通っている。でも、かごを買っても何をどれだけやればいいか分からず、なんとなくドライバーとアイアンを打って終わる。始めた頃の私がそうでした。
結論から言います。初心者の上達は、練習の量ではなく順番で決まります。最初に固めるのはハーフスイング、次にパターの距離感、そのあとにアプローチです。ドライバーの練習は、この3つがある程度できてからで間に合います。
この記事では、その順番にする理由と、最初の3回でやる具体的な練習メニューを、数年間120台をさまよっていた私の遠回りした経験をまじえて説明します。
📌 こんな悩みを持つ方におすすめの記事です
- ゴルフを始めたが、打ちっぱなしで何を練習すればいいか決められない
- ラウンドデビュー前、または始めて数回でスコアが130前後
- ドライバーは練習しているのに、コースでスコアにならない
📖 この記事を読むとわかること
- 初心者が練習すべき3つと、その順番の理由
- ドライバー・フェアウェイウッドを後回しにしていい理由
- 打ちっぱなし最初の3回で、何を何球やるかのメニュー例
初心者の上達は「練習の順番」で決まる
練習すべきことに順位をつけると、こうなります。
| 順位 | 練習すること | 狙い |
|---|---|---|
| 1位 | ハーフスイング(腰から腰の振り幅) | すべてのショットの土台を作る |
| 2位 | パターの距離感 | スコアを直接減らす。3パットをなくす |
| 3位 | アプローチ(30〜50ヤードの転がし) | グリーン周りの往復をなくす |
この順番にする理由は1つです。スコアは、飛ばすクラブではなく、グリーンに近いところで決まるからです。ラウンドの打数のうち、100ヤード以内とグリーン上で使う打数が半分以上を占めます。ドライバーを10ヤード伸ばしてもスコアは1打も変わりませんが、3パットを2回減らせば、その日のスコアは2打よくなります。
そしてハーフスイングを1位に置いたのは、これがパターとアプローチの動きの土台にもなるからです。小さい振り幅で「体の回転で当てる」感覚ができていないと、アプローチもパターも安定しません。
私が最初の1年、順番を間違えて遠回りした話
私は始めてから数年間、スコアが120台から動きませんでした。原因は、練習の順番を完全に逆にしていたことです。
まず、ハーフスイングという練習があること自体を知りませんでした。打ちっぱなしでは毎回フルスイングです。ドライバーと7番アイアンを、単価の安い2階席でひたすら打っていました。当てる基礎ができていないのにフルスイングを繰り返した結果、手だけでクラブを振る「手打ち」の動きが固まってしまいました。
パターは「家では練習できない」と思い込んで、一度も練習しませんでした。アプローチは「近いんだから簡単だろう」と後回しにしていました。実際のラウンドでは、グリーンの手前と奥を行ったり来たりして、100ヤード以内で4打も5打もかかっていました。
変わったのは、ライザップゴルフで初めて自分のスイングを画面で見たときです。「クラブが体の外から下りている」と指摘され、真っすぐ引いているつもりだった動きが、まったく違っていたと分かりました。そこから練習を「小さい振り幅」と「グリーン周り」に寄せ直して、9ヶ月で98が出て100を切りました。今のベストは92です。くわしい流れは9ヶ月で100切りした練習ロードマップにまとめています。

飲み会を1回我慢してパターマットを買うだけでも、だいぶ変わるにゃ
第1位:ハーフスイング(すべての土台)
初心者がまず固めるのは、フルスイングではなくハーフスイングです。クラブが腰の高さから腰の高さまでの範囲で振り切る、小さいスイングのことです。
この振り幅で練習する理由は、フルスイングだと何が悪いのか分からないからです。大きく振ると力みが入り、体は起き上がり、手首もこねてしまいます。ミスの数が多すぎて、どれが原因か特定できません。振り幅を腰から腰に抑えると、当たりの再現性・リズム・方向性だけに集中できます。
意識するのは次の3つです。
- アドレス……足幅は肩幅より少し狭め、ボールは体の中心、背筋を伸ばして腕はぶら下げる
- 振り幅……テークバックとフォローを同じ大きさにする。左右非対称だと方向が乱れる
- 体の回転……手で打たず、肩を左右に回すイメージで振る。インパクト後に胸が目標を向くまで回る
ステップごとの詳しい練習法はハーフスイング練習9ステップにまとめています。まずはここから始めてください。
第2位:パター(距離感)
パターはスコアに直結します。それなのに、多くの初心者が一度も練習しません。理由は「家では練習できない」「打ちっぱなしにスペースがない」という思い込みです。
実際は、パターマットがあれば自宅で十分に練習できます。まず1〜2メートルを確実に入れることから始めて、次に5メートル以内を2パットで収める感覚をつけます。強さではなく、狙った距離とのズレを小さくすることが目的です。
ただし、コースの3パットの多くは距離感のミスで、これは練習グリーンでしか身につきません。ラウンドの日は30分早く行って、10歩・20歩・30歩(10歩で約7メートル、グリーンの端から真ん中くらい)の距離を打っておいてください。くわしくはパター嫌いでも2パット以内に抑える方法にまとめています。
第3位:アプローチ(30〜50ヤードの転がし)
アプローチは、グリーン周りの往復をなくすための練習です。ここが安定すると、寄らなくても「1回で乗る」ので、大たたきが減ります。
100切りの段階では、8番アイアンからPWで転がすアプローチだけで十分です。SWを開いてふわっと上げる打ち方は、ミスの幅が大きいので後回しでかまいません。距離感は「振り幅」で覚えます。時計の針をイメージして、7時から5時、8時から4時、と振り幅を段階で決めておくと、コースで迷いません。くわしくはグリーン周りアプローチの基本にまとめています。

ドライバーはいつになったら練習していいんですか?
今はやらなくていい練習
時間もお金も限られています。次の練習は、上の3つが形になるまで後回しでかまいません。
- ドライバーの飛距離アップ……曲がらなければ200ヤードで100は切れます。飛距離より方向
- フェアウェイウッド・ロングアイアン(3〜5番)……当てるのが難しく、初心者は出番も少ない
- バンカーショット……出番が少なく、苦手意識だけが残りやすい
- ロブショットなどの特殊なショット……実戦で使いません
1つだけ補足します。ユーティリティ(UT)は「やらなくていい」ではなく「早めに1本用意すべき」クラブです。アイアンより当てやすく、150〜180ヤードをカバーできます。私は最初これを持たず7番アイアンで無理をしていました。
打ちっぱなし最初の3回、実際にやるメニュー
1回120球、1000円前後を想定したメニュー例です。数字は目安なので、通う頻度に合わせて調整してください。
| 回 | メニュー |
|---|---|
| 1回目 | 9番アイアンのハーフスイングだけ120球。当てる・同じリズム・同じ振り幅の3点に集中。飛距離は見ない |
| 2回目 | 9番のハーフスイング60球 → PWで30〜50ヤードの転がし40球 → 最後に7番アイアンのハーフスイング20球 |
| 3回目 | ハーフスイング(7〜9番)60球 → PWの転がし40球 → ドライバー20球。ドライバーはフルスイングでなく「7割の力で真っすぐ」だけ |
パターはこの3回に入れていません。打ちっぱなしでは練習できないので、自宅のパターマットか、ラウンド当日の練習グリーンで別に行います。
「1回の練習で1テーマ」まで絞っても、スコアはちゃんと動きます。やることを減らすほど、1つに使える球数が増えるからです。
独学で手打ちが固まる前に、一度見てもらう
私がいちばん後悔しているのは、間違ったフォームを数年かけて固めてしまったことです。フォームは反復した回数だけ固まります。正しい動きも、間違った動きも、同じように固まります。
動画を撮っても、どこが悪いのか自分では判断できません。私も真っすぐ引いているつもりで、外から下りていました。始めの段階で一度だけでも、シミュレーターで自分の数値を見ておくと、その後の自主練習の質が変わります。通い放題のSMART GOLFなら、月額定額で何度でも数値を確認しながら練習できます。![]()
短期間で基礎を固めたいなら、マンツーマンで見てもらう選択もあります。RIZAP GOLFは無料体験レッスンで自分のスイングの課題を出してもらえます。![]()
よくある質問
週に何回練習すればいいですか?
頻度より中身です。月2回でも、時間の半分をハーフスイングとアプローチに使えば上達します。逆に週3回ドライバーばかり打っていても、スコアにはつながりません。
ハーフスイングだけでラウンドできますか?
できます。むしろ、100を切るまでは全部のクラブをハーフスイングで回るほうが、スコアは安定します。飛距離は落ちますが、OBと大たたきが減る効果のほうが大きいからです。
クラブは何本あればいいですか?
始めのうちは7本前後で十分です。ドライバー・UT・7番・9番・PW・SW・パターがあれば回れます。3〜5番のロングアイアンは当てるのが難しいので、慣れてからで問題ありません。
まとめ
📋 この記事のまとめ
- 初心者の練習は順番が大事。ハーフスイング → パターの距離感 → アプローチの順
- スコアはグリーンに近いところで決まる。ドライバーの飛距離は後回しでいい
- 最初の3回はハーフスイング中心。パターは自宅マットか練習グリーンで別に行う
- 間違ったフォームが固まる前に、一度だけでも自分のスイングを見てもらう
スコアが100前後で止まったら、失点のタイプ別に練習の配分を変える段階に入ります。その方法はゴルフが上達しない本当の理由にまとめています。
📊 100を切れない原因、数字で見えます
直近1ラウンドの数字を入れるだけで、ペナルティ・3パット・大叩き・ショット精度のどこで損しているかが一目でわかります。

順番を守るだけで、同じ球数でも伸び方が変わるにゃ。まずはハーフスイングからにゃ


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