
「手打ちになってるよ」ってよく言われるんですけど、そもそも手打ちって何ですか?自分では体で振ってるつもりなんですけど…

それ、私も同じだったにゃ。「体幹で振ってるつもりで、実は完全に手打ち」。気づいたきっかけは、夏のラフでチョロして10ヤードしか進まなかった日にゃよ。
「手打ちを直せ」とよく言われます。でも、そもそも自分が手打ちなのか、体幹で振れているのか、はっきりわからない人は多いはずです。私もそうでした。体を回しているつもりが、実際は手から先に動いていた。
この記事では、もともと非力な私が「自分は手打ちだ」とはっきり自覚したきっかけ(夏のラフで、自分より力のなさそうな年上の役員に完敗した話)と、そこから体幹スイングに変えて7番アイアンが安定して150ヤード前後、ドライバーが210〜220ヤードまで飛ぶようになるまでにやったことを、正直に書きます。「手打ちは絶対にダメなのか?」という疑問にも、私なりの答えを出します。
📌 こんな悩みを持つ方におすすめの記事です
- 「手打ちになってる」と言われるが、そもそも自分が手打ちなのか判断できない
- YouTubeのドリルを試しても、ラウンドになると元に戻ってしまう
- 力いっぱい振っているのに飛ばず、ラウンド後半は手と前腕がパンパンになる
📖 この記事を読むとわかること
- 自分が手打ちか体幹スイングかを見分ける5つのセルフチェック
- 「手打ちは悪なのか?」への私なりの答え(手打ちと体幹のメリット・デメリット比較)
- 非力な私が体幹スイングに変えて、飛距離と疲労がどう変わったか(実体験の数字)
📊 この記事の結論:手打ちを直す3ステップ
- 自分が手打ちか確認する……下のセルフチェック+スマホで後方(飛球線の真後ろ)からスイングを動画に撮る
- 体幹の土台を作る……プランクなどの体幹トレーニングで「体幹を使う感覚」を先に覚える
- 正しい形を外から見てもらいながら自主練……脇にタオルを挟んだ素振りで手の先行を止める。バックスイングは手ではなく胸の回転から、ダウンは右手の人差し指にクラブの重みを感じながら下ろす
スイングは自分では見えません。シミュレーターで軌道を撮ってもらえるインドアゴルフの無料体験を一度使うと、「手から動いている」が一発でわかります。![]()
そもそもゴルフの「手打ち」とは何か
手打ちとは、ざっくり言えば腕とクラブだけでボールを打ちにいくスイングのことです。体の回転(胸や腰)よりも先に手が動き、手の力でクラブを振ってしまう状態を指します。
反対に「体幹で振る(ボディターン)」は、胸と腰の回転が主役で、腕とクラブはその回転に振られてついてくるイメージです。プロや上級者のスイングが「力感がないのに飛ぶ」ように見えるのは、腕ではなく大きな筋肉(体幹)でクラブを動かしているからです。
手打ちで起きやすいのは、次の3つです。
- 飛距離が出ない……腕の筋肉は体全体の中では小さく、いくら鍛えてもヘッドスピードにつながりにくい
- 方向が安定しない……手が先行するとクラブがアウトサイドインの軌道で下りてきて、こすり球(弱いスライス)が出やすい
- 再現性が低い……手は器用なので、毎回少しずつ違う下ろし方になってしまう
用語ミニ解説
- アウトサイドイン……クラブが体から見て外側から下りてきて、内側に振り抜ける軌道。スライスやこすり球の主な原因
- こすり球……フェースがボールを「こする」ように当たり、力が伝わらず右に弱く曲がる球
- 再現性……同じ振り方・同じ球を、毎回どれだけ繰り返せるか
特にやっかいなのが再現性です。私の場合、練習場で調子がいいときは同じ番手で何球も同じ球が打てることもありました。でもコースでは同じクラブを続けて打つことはほとんどありません。1球ごとに状況もクラブも変わる本番では、「手の感覚頼み」のスイングは通用しにくいのです。シャンクの原因も、手打ちによるアウトサイドイン軌道が関係していることが多いです。
自分は手打ち?体幹?5つのセルフチェック
「手打ちを直したい」の前に、まず自分が本当に手打ちなのかを確認しましょう。私は長いあいだ「自分は体幹で振れている」と思い込んでいましたが、実際は完全な手打ちでした。
✅ 手打ちセルフチェック(1つでも当てはまれば手打ち寄り)
- バックスイングで、胸や腰より先に手が動いている感覚がある
- 持ち球がこすり球・スライスで、たまに引っかけも出る
- 練習場では当たるのに、コースになると当たらなくなる
- ラウンド後半、手や前腕の疲労が大きく、握力が落ちてくる
- 夏のラフや逆目のラフにつかまると、アイアンでもチョロしか出ない
私が「体幹で振っているつもり」だったのに手打ちだと気づいたのは、スマホで後方(飛球線の真後ろ)から自分のスイングを撮ってみたときです。体を回そうとしても、映像ではまず手が動いて、そのあとから胸や腰がついてくる順番になっていました。この順番だとクラブがアウトサイドインに入り、こすり球が量産されます。感覚だけでは自己判定が難しいので、まず一度撮ってみることをおすすめします。

手から動くのって、器用な感じがして悪くない気もしますけど…

器用すぎるのが問題にゃ。毎回ちょっとずつ違う下ろし方になるから、「今日はどっちに曲がるか分からない」状態になるにゃ。
そもそも手打ちは「悪」なのか?手打ちと体幹スイングの比較
ここははっきりさせておきたいところです。手打ちが即・悪、というわけではありません。手打ちにもメリットはあります。
| 手打ち(腕・クラブ主体) | 体幹スイング(ボディターン) | |
|---|---|---|
| メリット | タイミングを取りやすい/小技(アプローチ等)で操作しやすい/練習量が少なくても打てる | 飛距離が出る/つかまった強い球・ドローボールが打てて総飛距離が伸びる/疲れても球が乱れにくい/プレッシャー下でも再現しやすい/ラフなどの抵抗に負けない |
| デメリット | 腕の筋肉は小さく飛ばない/力むと手先が動いて方向がブレる/スライス・引っかけの温床/後半バテる | 習得に時間がかかる/タイミングがずれると当たらない時期がある/ある程度の体幹の強さ・柔軟性が要る |
「力がある人は手打ちでも飛ぶ」の正体
「あの人は手打ちだけどよく飛ぶ」という人、いますよね。あれは完全な手打ちではなく、腕の通り道が良いうえに、もともとのヘッドスピードが高いケースがほとんどです。そしてもう一つ、私が体験から強く思うのは、手打ちで飛ばせる人は体幹も強いということです。だからこそラフに負けない強い球が打てる。一般アマチュアがその見た目だけを真似すると、再現性を犠牲にするだけになりがちです。
結論:非力な人ほど、体幹に寄せるメリットが大きい
どちらが正解、とは断定できません。ただ、私のように力がない人間ほど、体幹スイングに寄せたときのリターンが大きいというのが実感です。見た目もきれいになり、疲れにくく、飛距離が出て、再現性も上がる。良いことが多かったので、私は体幹に振り切る判断をしました。次の章は、その決意をした「あの日」の話です。
ラフで全然飛ばなかった日 ― 手打ちに限界を感じた瞬間
数年前の初夏、宮崎カントリークラブをラウンドする機会がありました。女子プロツアーの最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」が毎年開催される、由緒あるトーナメントコースです。
※宮崎カントリークラブのラウンド予約は楽天GORAから空き状況を確認できます。
当時の私の飛距離は、7番アイアンで140〜150ヤード、ドライバーで200ヤードくらい。非力なわりに同伴者からは「飛ぶね」と言われることが多かったのですが、ネットで「番手別 飛距離の目安」を調べると出てくる、あの平均値くらいは飛ばせていた、という程度です。特別飛ぶわけではありません。
問題はラフでした。初夏の元気なラフにつかまると、アイアンで打ってもチョロして10ヤードくらいしか進まない。ボールがラフに食われて、前に飛んでいかない。ゴルフをやる人ならわかると思いますが、あの絶望感です。
その日、一緒に回っていたのは取引先の年上の役員でした。私より年上で、見るからに力もなさそう。なのに、その方はラフからでもしっかりボールを運んでいく。「この差は何だ?」と本気で疑問に思いました。
ラウンド中に自分なりに出した答えが、これでした。私は手打ちだから、手の小さな筋肉でボールを飛ばそうとしている。だからラフという大きな抵抗に勝てず、負けてしまう。役員は体幹の大きな筋肉で振っているから、ラフに負けずに運べる。
思い返せば、YouTubeで見る女子プロのスイングも、ラウンド動画も、みんな驚くほど楽そうに振っています。力感がないのに、なぜあんなに飛ぶのか。そしてなぜあんなにきれいなのか。かたや自分は力感MAX。ラウンド後半になると疲労が半端ではありません。
ゴルフは生涯スポーツと言われます。この振り方には限界がある——そう感じて、スイングを作り直すことを決めました。なかなか上達しなかった理由を振り返っても、この「手打ちのまま量をこなしていた」ことが大きかったと思います。
手打ちの直し方 ― 私がやったことと、変わったこと
何から手をつければいいか考えたとき、思い出したのが昔通っていたRIZAPゴルフでの説明でした。「リズムと体幹で振るほうが、再現性が高くできるようになる」。当時はその意味が理解できず、言われたとおりにやっている「つもり」でした。実際にはまったくできていなかったと思います。
私が誤解していた3つのこと
- 「体を回しているつもり」だった。実際は手から動いて、胸・腰は後追い。動画を撮って初めて気づいた
- 「強く握れば力が伝わる」と思っていた。逆でした。柔らかく握るほうがヘッドが走り、クラブが勝手に仕事をしてくれる
- RIZAPで「体幹で振れ」と言われて「やっているつもり」だった。形をなぞっていただけで、体幹主導にはなっていなかった
気づいて変えたこと
- バックスイングは手ではなく胸の回転から始める。手とクラブは体に振られてついてくる(「象の鼻」のイメージ)
- スイングプレーン(クラブの通り道)に逆らわない。無理に軌道を変えず、クラブの通り道に乗せて振ると、スムーズになり再現性が上がる
- 手を完全には殺さない。殺すと手が遅れて「振り遅れ」が出る。ほど良く使う——ここだけは練習で感覚をつかむしかなかった
いちばんの決め手は、右手の人差し指にクラブの重みを感じることだった
いちばん腑に落ちたのは、バックスイングからダウンスイングに移るときに、右手の人差し指にクラブの重みを感じながら、そのまま早めに下ろすという感覚です。これをやると、体の回転とクラブが下りてくるタイミングがちょうど合い、素直にボールに当たるようになりました。
逆に手打ちのときは、この「人差し指に乗るクラブの重み」を感じられないことが多いです。理由は、スイングプレーン(クラブの通り道)が適切でなく、毎回違う形のバックスイング〜ダウンスイングになってしまうから。重みを感じられているときは、プレーンが安定しているサインでもありました。
右腰の使い方については、別の記事で詳しく書いています。テイクバックで右の骨盤を引かず、胸だけを右に回すと右腰に「窮屈な」感覚が出る。その窮屈さで止めるのが、私にとっていちばん再現性の高いトップでした(→ 90切り挑戦記⑤)。感覚づくりには素振りも役立ちます。
実際に反復した3つの練習
感覚の話ばかりでは動けないので、私が繰り返しやった練習も具体的に書いておきます。
- 両脇にタオル(またはヘッドカバー)を挟んで素振り→ショット。手が先行して脇が開くとタオルが落ちます。落とさずに振れれば、腕と体が同調している証拠。私は練習の最初に必ずこれを入れました
- 胸の回転だけの素振り。ボールを打つ前に「胸を右へ→左へ」だけを意識した素振りを数回。手を動かす意識をいったんゼロにします
- プランクなどの体幹トレーニング。スイング練習とは別に、家で継続。体幹が「使えている」感覚がわかってくると、スイング中にも体幹を意識できるようになります
体幹が弱い・使い方がわからない人へ
「体幹で振れ」と言われても、体幹が何なのかわからない人は多いはずです。私もそうでした。上の3番のプランクのように、スイングとは切り離して体幹を鍛える時間を作ると、「体幹ってこういうことか」が先に体でわかります。スイングそのものより、まずここが土台でした。
変わったこと(数字)
| 手打ち時代 | 体幹スイングへ移行後 | |
|---|---|---|
| 7番アイアン | 当たっても140〜150ヤードで頭打ち | 安定して145〜155ヤード(当たれば160ヤード超) |
| ドライバー | 200ヤード前後 | 安定して210〜220ヤード(当たれば230ヤード超) |
| ドライバーのヘッドスピード | 40〜41m/s | 42〜43m/s(マン振りで45まで出るが、再現性が落ちるので封印) |
| ラウンド後半の手の疲労 | 前腕がパンパン・握力が落ちる | ほとんど疲れない |
ヘッドスピードも40〜41m/sから42〜43m/sに上がりました。腕力ではなく体の回転で振るようになったぶんの差です。マン振りすれば45m/sまで出せますが、そうすると再現性が落ちて結局スコアが悪くなるので、いまはやりません。「安定して振れる範囲でいちばん速いスピード」を使うのが、体幹スイングのメリットを一番受け取れると感じています。
飛距離が伸びたのも大きいですが、手が疲れなくなったことが想像以上の収穫でした。体幹で振れると、ラウンド後半の失速が明らかに減ります。
もう一つ変わったのが球質です。ボールがつかまるようになり、それまで打てなかったドローボールも出るようになりました。キャリーに加えてランも出るので、総飛距離はさらに伸びます。手打ちの頃はこすり球ばかりで、つかまった球の感覚自体がありませんでした。
コースで手打ちに戻さないコツは、プリショットルーティンに「胸から動く」を1つ組み込むことです。1球ごとに同じ準備動作を挟むと、力みで手が先に出るのを防げます。
独学で直す?レッスンで直す?
これは好みが分かれるところです。ただ、手打ちが長かった人ほど、いきなり独学で体幹スイングをマスターしようとすると危険だと感じます。何が正解の形かわからないまま反復すると、「下手を固める」ことになりかねないからです。
私の結論は、正しく体幹が使えているかをチェックしてもらいながら自主練するのが、いちばん早いということです。スイングは自分では見えません。カメラやセンサーで軌道を可視化してもらうと、「手から動いている」ことが一発でわかります。
フォームを外から見てもらう場所としては、シミュレーターでスイングを数値化できるインドアゴルフスクールが手軽です。私はRIZAPゴルフと、定額制で通えるSMART GOLFの両方を利用しました。まずは無料体験で、自分のスイングがどう映るかを見てみるだけでも収穫があります(→ 独学とレッスンの比較はこちら)。
よくある質問(FAQ)
Q:自分が手打ちか体幹か、どう見分ければいいですか?
A:一番わかりやすいのはバックスイングの順番です。手が先に動いて、あとから胸・腰がついてくるなら手打ち寄り。逆に胸の回転から始まっていれば体幹寄りです。持ち球がこすり球・スライスで、ラウンド後半に前腕が異常に疲れる場合も手打ちのサインです。この記事の5つのセルフチェックを使ってみてください。
Q:手打ちはどのくらいで直りますか?
A:正直に言うと「ひたすら練習」で、期間には個人差が大きいです。私の場合、脇にタオルを挟んだ素振りと胸の回転だけの素振りを毎回の練習に入れ、体幹トレーニングも並行して、数か月〜半年かけて少しずつ「体幹で振れている感覚」がわかるようになりました。焦って一気に変えようとせず、素振りで感覚を確認しながら進めるのが結局は近道でした。
Q:手打ちでも飛ぶ人がいるのはなぜですか?
A:完全な手打ちではなく腕の通り道が良い、もともとのヘッドスピードが速い、というケースが多いです。加えて、手打ちで飛ばせる人は体幹も強いことがほとんどで、だからラフなどの抵抗にも負けません。見た目だけ真似しても再現性は上がりにくいです。
Q:体幹が弱くても体幹スイングはできますか?
A:できますが、まず土台づくりとしてプランクなどの体幹トレーニングをおすすめします。私も最初は体幹が弱く、「体幹で振る」という感覚自体がわかりませんでした。トレーニングを続けるうちに体幹がどういうものか理解でき、スイングにもつながっていきました。
Q:練習場では当たるのにコースで手打ちに戻るのはなぜですか?
A:練習場は同じ番手を何球も打てるので、手の感覚で「合わせる」ことができてしまいます。コースは1球ごとに状況もクラブも変わるため、感覚頼みが通用しません。プレッシャーで力むと、さらに手が先に出やすくなります。ルーティンに「胸から動く」を組み込むのが対策です。
まとめ
📋 この記事のまとめ
- 手打ち=腕とクラブだけで振るスイング。飛ばない・方向がブレる・再現性が低い、が主なデメリット
- まずセルフチェックで自分がどちらかを確認する。「体幹で振ってるつもりの手打ち」は多い
- 手打ちが即・悪ではないが、非力な人ほど体幹スイングに寄せるメリットが大きい
- 私は7番アイアンが安定して150ヤード前後(当たれば160超)、ドライバーが210〜220ヤードに伸び、手の疲労も激減した
- タオルを脇に挟んだ素振り・胸の回転だけの素振り・プランクを反復し、スイングは外から見てもらいながら直すのが結局いちばん早い

どっちが正解かは人それぞれにゃ。でも「力がないのに力で飛ばそうとしてた」なら、体幹に寄せるだけで世界が変わるかもしれないにゃ。まずは自分がどっちか、確かめるところからにゃ!

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