① はじめに：ゴルフコンペの幹事をやってみた
なぜ幹事を引き受けたのか（経緯や誘われた背景）
社内の特定部門の特定メンバーでコンペをすることになり、各部門から選出することに
なりました。
・どれほど大変なのか経験してみたい
・いつも参加だけする側なので企画する側に立って恩返ししてみたい
・各部門から一人選出で負荷は分担されるため、初めてでもどうにかなると思った
・周りの幹事候補者もよく知っているメンバーでやりやすいと思った
「幹事って大変そう…でもちょっと楽しみ」
わざわざやらなくてもという考えもありますが、私の場合は以下の理由もあり備えておい
てもいいかなという考えでした。
・今まで企画してくださっていた方へのありがたみ
・幹事を経験することによって得られるものがあるのではないか？
・大体コンペに参加すると優勝するかブービー賞で次回の幹事になる
あなたにも幹事の機会がまわってきたらどうしますか？
あなたも以下のケースで幹事になるかもしれません。
・誰かから幹事を指名される
・コンペに参加し次回の幹事になりうる順位になる
読んで欲しい人
・幹事を任されそうな方
・幹事を任されてしまったという方
・幹事に興味がある方
② 準備編：ここが大変！でも楽しい
日程調整
1.まずは幹事側でどれくらいの時期に実施したいかを決める
例：2〜3ヶ月に実施する想定で計画する
★ゴルフ場の予約ができないとそもそも開催できません。
📌 ニャルルのポイント：
「ゴルフ場は早い者勝ちにゃ！“思い立ったら仮予約”が鉄則にゃっ！」
2.次にコンペができるゴルフ場を探し仮予約しておく(ここが1番大変)
連続枠で取る必要性があります。
例：1組〜3組 OUTもしくはINの連続枠
4組 連続枠とするかOUTとINで2組ずつの連続枠にする(ゴルフ場による)
5組以上 OUTとINで分けることを推奨
【理由】
組数が多い時に連続枠にすると最初の組と最後の組の時間差が大きくなるためです。
5組の連続枠にすると40分(平均的な感覚は1組当たり8分程)となり、最初の組の人達を
長く待たせることになってしまう。
※特に最初の組とには1番の役職者(主催者)/年長者(社外相手でも1番上の方)が入る
ことになるため、気を使う必要があります。
・予算感や場所(エリアとレベル感)も重要です。
※金額が高いと参加者が集まりにくい
開催場所も役職者の意向を伺っておいた方が無難
※すごく偉い人が参加するコンペだとその人の家から遠くないエリアを希望される
こともあります
※参加予定者のレベルに合ったコースの選定(難し過ぎず簡単過ぎず)
【段取りイメージ】
1.まずはコンペに参加されるであろう1番上の役職者(主催者)の都合を確認する
2.その次列の役職者もしくは管理職の都合を確認する
3.その他関連するメンバーに声掛けする
4.枠が余りそうだったらゲスト枠として偉い人を呼ぶ
5.どうしても埋まらなかったら3人の組を作る
📌 ニャルルのポイント：
「主催者が“行けません”ってなったら詰むにゃ！まずはボスから攻めるにゃっ🐾」
⛳ にゃるっと総まとめ：
「早めに動いて、上の人の予定から押さえて、みんなが気持ちよく回れるようにコース・金額・組数を調整にゃ！主催者を“にゃんだふる〜♪”って言わせたら勝ちにゃ！」
ゴルフ場選びのポイント（アクセス、予算、プレー時間）
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・コース評価が詳細で、上級者のレビューも多い
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・コンペ用プランや担当者による法人・大人数サポートも手厚い
向いている人：
・ゴルフに詳しい or 上級者
・ギアやスイングも含めてゴルフ全般を楽しむ人
・コンペをしっかり企画・運営したい幹事タイプ
幹事として使うなら？
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・サポート・情報重視でしっかりやりたい：GDO
🗨️ ニャルルの総まとめコメント：
「幹事にゃんは、“誰に喜んでほしいか”を考えて選ぶと大成功にゃっ♪」
組合せを決める
・役職者順に並べる
・そこそこできる人を各組に配置してエチケットリーダーを決めておく ★が目印
※エチケットリーダーは当日自分の組のスコアを記入し、ラウンド直後にクラ
ブハウスへ提出したり、ドラゴンニアピンの案内(最終組のエチケットリー
ダーはドラコンニアピンの旗を回収する)や、参加費の徴収、幹事からの伝達
係として担当して頂く幹事の協力者的な位置づけです
・各組のメンバーの平均スコアがバランスよくなるように
※各組が上級者だけ、もしくは初級者だけで固めず、上級者＆初級者などバラ
ンスよく
※役員参加の際はスムーズに回れるメンバーで固める配慮も場合によっては可
以下は組み合わせイメージ
ルールを決める
◆スコア計算方式
① 新ペリア方式（シンペリア）
・隠しホール12ホール（通常6つのパー3、パー4、パー5）を事前に設定
（または自動設定）
・そのスコアからハンディキャップを算出
・誰でも優勝の可能性があるため、社内コンペの王道
【メリット】：実力差があっても誰でもチャンスあり
【注意点】：たまたま隠しホールが悪いとハンデがつかない → 不満が出ることも
② ぺリア方式（旧ぺリア）
・隠しホールが6ホールのみ（3つのパー3・4・5）
・新ペリアよりハンデのブレが大きく、運の要素がさらに強い
【特徴】：より“くじ引き的”要素が強いのでパーティー的コンペ向け
③ キャロウェイ方式
・全員に対してあらかじめ設定された「カット方式」に基づいてスコアをカウントし、
ハンデを決定
・一部のホールだけ悪い人が救済されにくい
【特徴】：スコア全体をベースに計算されるため、新ペリアより公平性が高い
④ ダブルぺリア方式
・新ぺリアの隠しホール12ホールに加え、スコアの偏り（極端に悪いホールなど）
も加味
・ハンディの上限を制限（例：36）し、公平性を高めることが多い
・実質的に新ペリア方式と似ているが、設定が少し異なる場合あり
⑤ 完全ハンディ戦（スクラッチ方式）
・参加者が事前に申告・登録した公式ハンディキャップ（JGAなど）に基づいて順位を
決める
・【特徴】：競技性が高く、ガチのゴルフ大会向き
・社内や初心者交じりのコンペではほぼ使われない
◆ローカルルール（プレーの円滑化・初心者配慮）
・6インチプレース
→ フェアウェイ上に限り、ボールの位置を6インチ（約15cm）以内で動かしてよい。
ライの悪い場所からの救済。
※「6インチリプレース」とも。
・OKパットあり
→ カップから一定距離（例：パターのグリップ幅以内など）のパットを
「OK（打たなくて良い）」としてカウントする。スピードアップ目的。
※OKの基準はコンペ前に統一しておくとトラブル防止になる。
・ディボット跡は救済可
→ 前のプレーヤーのショットによるターフ（芝）の剥がれた跡にボールが
入った場合、無罰で救済できる。
→ 「ディボット跡はグラウンドの損傷とみなす」などローカルルールで定め
ておく。
・ワングリップ・ギブ
→ OKの基準として「ワングリップ以内ならOK」とする。明確な目安でトラ
ブルを防止。
・OBは前進4打（プレーイング4）
→ ティーショットがOBだった場合、前方の特設ティーから4打目としてプ
レーを再開。時間短縮＆スムーズな進行。
★開催の案内は事前に配っておくこと
★雨天の時の対応を予め決めておくこと
※判断が付かないときは上席の判断を仰ぐのもありだが、キャンセルする場
合のキャンセル料の有無についても必ず押さえておくこと。
🎀 にゃるっと総まとめ！
幹事のルール決めは、
「公平さ・楽しさ・円滑さ」の三拍子を整えることがミッションにゃ！
スコア方式は“イベントの目的”に合わせて選び、
ローカルルールと事前周知でみんながにゃんだふる〜に楽しめるコンペにしようにゃ✨
景品を決める
上位賞、飛び賞、ゾロ目賞、ブービー賞、ブービーメーカー、レディース賞な
ど順位に応じた景品を準備する
・役職者にスポンサーになってもらう
・ゴルフプレー代とは別に参加費を徴収する
・幹部社員は少し多く参加費を負担してもらえるよう調整する
参加費で始球式用のボールやドラコンニアピンの旗を用意し、余った参加費で景
品を用意する
🗨️ ニャルルのひとこと：
「余ったら“こっそりニャルル賞”とか作っちゃうのもアリにゃ♡」
「“〇〇部長提供○○賞”で株も上がるにゃ！ありがとにゃ〜✨」
配車を決める
・誰が車を持っているかの確認
・車所有者が誰を迎えに行けるかの確認し依頼
※近くに住んでる人が迎えに行けるよう配車を決めるため、誰がどこに住んでいる
のかを駅レベルで整理しておくと良いです
③ 当日編：幹事はプレー以外にも大忙し！
受付
ゴルフは基本的に遅刻厳禁ですが、幹事は少なくとも1時間～1時間半前に現地に到着
しておく
・ゴルフ場の受付を行い、ゴルフ場内のレストランや練習場やコンペルームなどを事前
確認
・社外の人を呼ぶ際は別途受付対応も行うケースもあり
・当日渋滞等で遅れる、急遽欠席の人が出た際の連絡を取れるように
・自分が練習したい場合は早めに来て練習しておくとよい
朝礼
・開始の挨拶
・主催のトップ(最役職者)からの挨拶
・ルール説明
朝礼後
・先頭の組の最役職者に始球式用のボールを渡す(IN/OUTで別れる場合はそれぞれの
最役職者へ渡す)
・先頭の組にドラコンとニアピンの旗を渡す
・各組のエチケットリーダーにラウンド後にスコアカードの提出を依頼
ラウンド中
やることはただ一つ
ゴルフを楽しむこと！！
④ 打ち上げ＆結果発表：盛り上がる瞬間
ここまで来たら幹事としての仕事もラストスパートです！
会場準備
・会場の各テーブルに軽食や飲み物を用意(ゴルフ場のスタッフが対応してくれるかも)
・幹事席に順位ごとの景品を用意しておく
・順位表の受け取り
※全組のエチケットリーダーがクラブハウスにスコアカードを提出するとクラブ
ハウス側でハンデの計算を含めた順位表を作成してくれるので予め受け取っておく
・参加費の回収
※各組のエチケットリーダーから受け取る
打ち上げ
・幹事または主催者が簡単なあいさつ
・順位発表できる状況になるまでご歓談しておいて頂く
結果発表
・ドラコン＆ニアピン賞や飛び賞などから発表
・順位発表は下位の賞から徐々に上位の賞を発表していく
以下順位発表の例
⑤ やってみて思ったこと：幹事って実は…
・事前の段取りさえできていればスムーズに進められ、イベント感がありとても勉強に
なりました。
・普段会話できない役職者との接点が持てる
・ゴルフのスコアには影響しない(笑)
・段取力がものすごく身につく
・場を盛り上げるための力が身につく(周りも協力してくれます！)
これまでは参加する側の立場として、ただ楽しくプレーして、当たり前のように
景品を受け取って帰るだけだった自分ですが、いざ運営する立場になってみて、
準備や調整の大変さ、そしてそれを支えてくれる人たちのありがたさを実感しま
した。日程調整からコース予約、ルール設定、組み合わせ表の作成、当日の進行、
表彰式の段取り……一つひとつは大したことないようでいて、実際には想像以上
に気を遣うことばかり。特に「みんなに楽しんでもらいたい」という気持ちが
あるほど、細かい調整や準備に手を抜けなくなります。
同時に、これまで幹事を務めてくださった方々が、こうした作業を“当たり前の
ように”スムーズに進めてくださっていたことのありがたさにも気づきました。
今になってようやく、「何も考えずに参加できる」ということの裏には、たく
さんの準備や気配りがあったのだと感じます。今回、自分自身が幹事を経験した
ことで、ゴルフコンペの楽しさがより深く感じられるようになりましたし、今後
は参加者としても、運営側への感謝を忘れずにいたいと思います。
ちょっと大変だけど、幹事って意外と楽しいです！
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