🔰はじめに:なぜ初心者は「何から練習するか」で差がつくのか?
「打ちっぱなしに行って、とりあえずドライバーを振る」
──これが初心者の典型的なスタートパターンです。
確かに“飛ばす爽快感”はありますが、実はスコアを早く縮めたいなら非効率。
ゴルフは「飛距離よりも再現性」がカギで、練習の順番を間違えると上達スピードが2倍以上違うと言われています。
本記事では、初心者が最短で上達するために練習すべき項目を優先度3→2→1位の順に紹介し、
さらに「ランク外」になった練習も“なぜ今やるべきでないか”まで解説します。
次回はこの中の第3位「アプローチ練習」を徹底解説していく予定です。
🥉第3位:アプローチ(30〜50ヤード)
●なぜアプローチ練習が上達のカギなのか?
スコアを作るのは「飛ばすクラブ」ではなく「寄せるクラブ」。
プロでも、ラウンド中に100ヤード以内のショットが全体の約6割を占めます。
つまり、ここが安定すればミスをリカバーでき、スコアが自然と整ってくるのです。
●初心者が陥りやすい罠
- フルショット練習ばかりで「距離感」が身につかない
- 打ち下ろしや傾斜で“強く打ちすぎる”クセが残る
- どのクラブで打てばいいか分からない
●上達ポイント
- 最初は「ピッチングウェッジ」で30〜50ヤードを徹底的に練習
- 芯に当てる感覚、リズム、フォローの大きさを一定にする
- 距離感を“振り幅”で覚える(時計の針をイメージ)
この感覚があるだけで、グリーン周りのミスが激減します。
次回の記事では、このアプローチ練習をテーマに「30〜50ヤード練習でスコアを5打縮める方法」を紹介します。

初心者はアプローチで行ったり来たりしてるのをよく見るにゃ~
🥈第2位:パター(距離感・方向性)
●パターは「最後の1打」ではなく「最初に磨く武器」
パター練習は“地味”ですが、スコアの約40%を占める最重要要素。
ドライバーを10ヤード伸ばしてもスコアは1も縮まりませんが、
パターを2打減らせばスコアは確実に2縮まります。
●初心者が軽視しがちな理由
- 「家では練習できない」と思い込む
- 打ちっぱなしではスペースがない
- 成果が見えにくい
しかし、実際は自宅練習でも十分に上達できます。
●上達ポイント
- 最初の目標は「1〜2mを確実に沈める」
- その次に「5m以内を2パット以内に収める」
- 強さより“距離感の一致”を優先
床のラインやパターマットを使って、目線・ストローク・フェースの向きを繰り返し整えるだけで
ラウンド中の3パットは劇的に減ります。

飲み会を1回我慢してパターマット買ったにゃ!
🥇第1位:ハーフスイング(基礎スイング)
●すべてのショットの“根っこ”になる動き
初心者がまず固めるべきは、フルスイングではなくハーフスイングです。
ハーフスイングはスイング全体の「基本動作」を凝縮した形で、
ここをマスターすればどんなクラブでも安定して打てるようになります。
●ハーフスイングで覚える3つの基礎
- グリップ … 手のひらで握らず、指で支える
- アドレス … 背筋を伸ばし、腕をぶら下げるように構える
- テークバックとフォロー … 両肩の回転で打つ
●なぜフルスイングを後回しにすべきか
- 力みが入り、バランスを崩しやすい
- “手打ち”の癖がつきやすい
- スイング軸が安定しない
まずはハーフスイングで「リズム」「当たり」「方向性」を安定させること。
この基礎があってこそ、フルスイングが“自然と”できるようになります。

ハーフスイングだけでも全然ラウンドできるにゃ!
むしろ安定するにゃ☆彡
🚫ランク外の練習とその理由
| 練習内容 | なぜランク外? | 初心者が陥りやすい落とし穴 |
|---|---|---|
| ドライバー | 成功率が低く、ミスの原因を学べない | 「当たると気持ちいい」中毒で上達が止まる |
| フルスイング | フォームの崩れを助長 | 再現性が育つ前に悪癖が固定される |
| バンカーショット | 出番が少なく、難易度が高い | 苦手意識がつきやすく練習効率が悪い |
| ロブショット等の特殊技 | 実戦で使う頻度が低い | 見た目だけで憧れても成果に繋がらない |
💡補足:ランク外=やらなくていい、ではない。
あくまで「基礎が固まる前に手を出すと、効率が悪くなる」だけです。
🧭まとめ:効率よく上達したいなら「順番」がすべて
| 順位 | 練習内容 | 狙い |
|---|---|---|
| 🥇1位 | ハーフスイング | すべての土台を作る |
| 🥈2位 | パター | スコアを直接縮める |
| 🥉3位 | アプローチ | 実戦で差がつく距離感を磨く |
この順番で練習を積むと、「打てる」ではなく「スコアが出る」ゴルフに変わります。
次回は、3位に選んだ「アプローチ練習」をテーマに、
具体的な振り幅・距離感の掴み方・おすすめ練習法を紹介します。
短期間で結果を出したい方は以下がお勧めにゃ!


コメント