100ヤード前後は、初心者にとって「一番もったいないミスが出やすい距離」です。フルショットの基準がなく、振り幅も場当たり的になり、ショートやオーバーを繰り返してしまう…。でも、ここを安定させれば「寄せワン」や「ボギーオン」が格段に楽になります。この記事では、100ヤード以内アプローチの基本的な考え方と、初心者が知っておくべき具体的な練習法・クラブ選びを深掘りして解説します。
よくある初心者のミス
- フルショットしか基準がない → PWを全力で打ってオーバー
- 力加減で調整しようとする → ダフリやトップの原因に
- 振り幅の感覚が曖昧 → 「7割」のつもりが緩んで失敗
- クラブ選びが偏る → SW一本で力んでフルショット
- ライを考慮しない → ラフや砲台で距離感を誤る
100ヤード前後を攻める基本の考え方
- フルショット基準を作る
- 自分のPW/AW/SWのフルショット飛距離を把握する
- 「自分の100ヤードを打てるクラブ」を決めることが第一歩 - 距離に応じてクラブを変える
- 100y → PW or AW
- 80y → AW or SW
- 60y → SW(コンパクトに)
👉 無理にロフトの寝たクラブで大振りしない - 「力加減」ではなく「振り幅」で調整する
- 膝〜膝(約50y)、腰〜腰(約70〜80y)、肩〜肩(約90y〜)
- 自分なりの「振り幅とキャリー表」を練習で作る
クラブ選択で意識すべきこと
- PW・AWを優先する理由
→ 軌道が安定しやすく、多少ミスしても大怪我になりにくい - SW(56°〜58°)は短い距離専用
→ フルショットは難易度が高く、トップや大オーバーを招きやすい
⇒番手を上げてコンパクトに打つのが安定のコツ
シチュエーション別の考え方
- 花道100ヤード
→ PWやAWで腰〜腰のスイング。トップに注意。 - ラフ100ヤード
→ 芝に食われる分、1クラブ大きめ。強振は禁物。 - 砲台グリーン
→ 高さを出す必要がある。AWでしっかり振る。 - アゲンスト風
→ コンパクトに番手を上げる。PWや9iでも良い。
初心者にありがちな「悪い発想」
- 「100ヤードならSWを思いっきり振ればいい」
→ スイングが崩れやすく、トップ・ダフリの温床に - 「力加減でなんとかする」
→ 緩んで芯に当たらない - 「番手を変えるのが怖い」
→ 逆に振り幅が大きくなりミス確率増
練習方法
- ハーフショット練習
→ リズムを崩さず「7割の力」で同じテンポを繰り返す - キャリー基準作り
→ 練習場で「膝〜膝」「腰〜腰」「肩〜肩」のキャリーを記録 - 50・70・100ヤードの看板狙い
→ 実際に当てにいく感覚を身につける - 番手ごとの距離メモを携帯
→ 自分専用の「距離帳」を作ると実戦で迷いが減る
まとめ
100ヤード以内は「場当たり対応」ではなく「基準作り」で攻略できます。
- フルショットの飛距離を把握
- 番手を変えてコンパクトに打つ
- 振り幅とキャリーを紐づける
この3つを意識するだけで、初心者でも100ヤード以内からのグリーンオン率は確実に上がります。
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