📋 この記事でわかること
- コース上で最低限守るべきマナー(バンカー・ディボット・ショット中のルール)
- スロープレーにならないための具体的な10の行動習慣
- 「また一緒に回りたい」と思われるゴルファーの共通点

ゴルフのマナーって難しそうで……何から覚えればいいですか?

全部一度に覚えなくていいにゃ。でも「これだけは絶対知っておいて」という10個があるにゃ。知らないと同伴者をじわじわイライラさせちゃうにゃよ。
ゴルフはスコアだけじゃなく、一緒に回る人への配慮がそのままマナーになっています。うまい下手は関係なく、マナーが悪いと「もう誘いたくない」と思われることも。
ただ、安心してほしいのですが、マナーを多少知らなくても怒られることはほぼありません。ほとんどの同伴者は初心者に対して寛容です。ただ「知っている人」と「知らない人」では、一緒に回っていて感じる印象が全然違う。それがこの記事を読む価値です。
この記事では、実際のラウンドで「あ、これやってる人いるな」と感じたNG行動をもとに、初心者が最初に押さえるべきマナー10選をまとめました。
① バンカーは必ずならす【コースを傷めるNG行動①】
バンカーに入ったら、出た後に必ずレーキ(熊手)で砂をならす。これはゴルフのマナーの中でも最重要の一つです。
以前、前の組がバンカーをならさずに上がっていき、自分のボールがその足跡にすっぽりはまったことがあります。バンカーはただでさえ苦手なのに、足跡の中からの一打はメンタルにも直撃。「なんで?」という怒りがそのままミスショットに繋がりました。
💡 バンカーマナー3点セット
・入るときはなるべく低い場所から入る(崩れにくい)
・出たらレーキで全体を均等にならす
・レーキは外(バンカー外)に置く
② ディボット・ボールマークを修復する【コースを傷めるNG行動②】
フェアウェイでショットをすると芝が削れることがあります(これをディボットと言います)。削れた芝(ターフ)が残っている場合は元の位置に戻し、砂が備え付けてあるカートや各ホールの台に置かれていれば砂を入れましょう。
グリーンでもボールが落ちた衝撃でへこみ(ボールマーク・ピッチマーク)ができます。グリーンフォーク(ピッチマーク修理器)で外側から中心に向けて押し上げて修復するのが基本です。自分のマークだけでなく、他のマークも直してあげると「わかってる人」と思ってもらえます。
ディボットやボールマークの修復は、実は中級者でも忘れることがあります。特に初心者のうちは、まずボールにちゃんと当てることで頭がいっぱいで、ショット後の修復まで気が回らないのは仕方のないこと。ただ、放置された跡は視界に入るとじわじわ気になるもの。「あ、ならしてないな」と思われることもあります。
逆に言えば、修復作業を「ショット後のルーティン」として身につけると、打った結果を引きずらず気持ちをリセットできるという効果もあります。ミスショットの後こそ、さっと修復して前を向く——これができると一気に「経験者らしさ」が出ます。
💡 グリーンフォークはラウンドデビュー前に1本用意しておくと安心。100円ショップにも売っています。
③ 他の人がショット中は静止・無音を徹底する
「アドレス」とは、ボールの前に立ってクラブを構えた状態のこと。バックスイングを始める直前まで含みます。この状態に入ったら、視界に入る動き・音・声はすべてNG。カートのエンジン音、クラブを地面に置く音、ポケットの小銭の音でさえ気になる人はいます。
「話しかけてしまった」「ついカートを動かしてしまった」は初心者がやりがちなミス。打ち終わるまでは息をひそめるくらいの意識を持ちましょう。
④ 素振りは1〜2回まで
素振りは大事な準備ですが、3回以上の素振りは後ろを待たせます。特に打てる状態になってからも延々と素振りをしている人は「何回すんの……」と思われています。
慣れないうちは1回の素振りで感触をつかむ練習をしておきましょう。素振りの回数はそのままプレーのテンポに直結します。
普段あまりラウンドしない人と一緒に回るとき、これに出くわすことがあります。打つまでが長いなと感じながらも何も言えない。さらに後ろの組が待っている状況だと「早く打ってくれないかな」と余計な気遣いが生まれ、自分のゴルフにまで支障が出ることがあります。スロープレーは自分だけでなく同伴者のメンタルにも影響するのです。
⑤ 自分の番になる前に準備を完了させる
スロープレーの原因の大半は「準備の遅さ」です。自分の番になってから距離を測り始める、クラブを選び始める——これでは必ず待たせます。
他の人が打っている間に距離測定・クラブ選択・球の確認を済ませておく。自分の番が来たらすぐ打てる状態が理想です。また、クラブは複数本まとめて持っていくのが鉄則。「やっぱり番手変えよう」とカートに取りに戻るのは、同伴者全員の時間を奪っています。
💡 準備上手な人の習慣
・前の人が打ったらすぐ距離測定を開始する
・ピンまでの距離±10ydの2本を手に持ってボールへ向かう
・アプローチにはパターも一緒に持っていく
⑥ ボール探しは素早く。見つからなければ諦める
ルール上、ボール探しは3分以内と定められています(2019年改正)。それ以上探し続けるのはルール違反かつスロープレーの原因です。
「絶対どこかにあるはず」と深追いしても後ろの組はどんどん待ちます。見つからないと思ったら潔く暫定球(ロストボール)の手順で進めましょう。1球のボール代より、後ろの組への配慮の方がずっと大事です。
もう一つ大事な習慣があります。同伴者がショットを打つときは、自分のボールだけでなく同伴者のボールの行方も目で追っておくことです。「あの辺のラフに入ったな」と覚えておくだけで、探す範囲が一気に絞れます。同伴者も同じようにしてくれると、ボール探しの時間が大幅に短縮されます。自分のボールしか見ていないと、同伴者が一人で探すことになりがちです。お互いに見ておく——これも大切なコース上のチームワークです。
⑦ グリーンを速やかに離れる
パターが終わったらまずカートに乗って移動するのが優先。スコアをつける、クラブを片付ける——これはすべてカートに乗ってから、もしくは次のホール到着後にやることです。
グリーン上やグリーン周りでスコアカードを広げていると、後ろの組は次のショットに進めずずっと待たされています。ショートホールに限らず、ミドルもロングも同じです。グリーンを出るのが遅れると後ろの組は常にその分待つことになります。「自分たちは終わった」ではなく、「後ろに次の組がいる」という意識が大切です。
実際に、後ろの組が待っているのにグリーンでスコアをつけ始めた同伴者に対して、別の同伴者が「そんなの後でいいから早く動きなさい」と言っている場面を見たことがあります。言われた側も悪気はないのですが、周りが見えていなかっただけ。意識するだけで防げるので、常に後ろの組を気にかける習慣を持ちましょう。自分はなるべく次のホールに着いてからクラブをしまうようにしています。
また、同伴者への気遣いもここで生きます。自分がパターを打ち終えて、まだ同伴者が打っている間に、グリーンエッジに置いてある同伴者のクラブをさっと持っておいてあげる——こういう小さな配慮ができる人は「一緒に回りやすい」と思われます。後ろの組への配慮と同伴者への配慮、両方を意識できるとゴルフがさらに楽しくなります。
⚠️ グリーンでやりがちなNG行動チェック
□ パター後にグリーン上でスコアをつけている
□ カートに乗る前にパターやウェッジを片付けている
□ ゆっくり歩いてグリーンを出ている
⑧ そそくさと歩く意識を持つ
ゴルフ場では歩くスピードがそのままペースに直結します。のんびり歩くだけで1ホールに余分な数分かかり、18ホールで積み重なると大きなスロープレーになります。
「次は何を打とうか」と考えながらでもいい。目的地に向かって意識的にテキパキ動くだけで、同伴者の印象はかなり変わります。急ぐのではなく、「無駄な立ち止まり」をなくすイメージです。
⑨ グリーン上の基本マナー
グリーンは繊細な芝なので、いくつかのルールを守る必要があります。
| NG行動 | 理由 |
|---|---|
| 他の人のパットラインを踏む | 芝が傷み、ボールの転がりに影響する |
| グリーン上を走る・引きずる | スパイク跡が残り後続者に迷惑 |
| 旗ポール(ピン)を投げる・引きずる | グリーンが傷つく |
| パットの打順を無視する | ピンから遠い人が先に打つのが原則 |
また、他の人がパットを打っている間にラインを読んでおく、距離感を確認しておくことで自分の番がスムーズになります。
⑩ クラブハウスのマナー
コース上だけがゴルフのマナーではありません。クラブハウスでの振る舞いも同様です。
💡 クラブハウスで気をつけること
- 到着は1時間前を目安に。スタート直前の到着は準備が間に合わないだけでなく、同伴者に気を遣わせます
- 昼食は注文してから席を立つ。注文前に「ちょっとトイレ」は同伴者を待たせます
- ロッカーやトイレは使ったら元の状態に。次の人への配慮を忘れずに
- スパイクシューズのまま不要な場所を歩かない。クラブハウス内は専用エリア以外NG
- 服装・ドレスコードも要確認。コースによって規定が異なります。詳しくはゴルフのドレスコード完全ガイドで解説しています。
まとめ:「準備と配慮」が全てのマナーの根本

スロープレーって自分では気づきにくそうですね……

そうにゃ。自分がのんびりしてるとき、後ろの組が待ってるかも……って意識を持つだけで変わるにゃ。スイングを教わりながら、コースでの動き方も同時に学べるラウンドレッスンは、マナーを身につける最短ルートにゃよ。
この10個に共通しているのは、「準備不足」と「後ろへの配慮不足」の2点です。難しいルールを全部覚えようとしなくてもいい。「次の行動を先読みして動く」「後ろの組を待たせない」この2つを意識するだけで、同伴者からの評価は大きく変わります。
この10個が身についていれば、初心者として十分合格点です。完璧にこなせなくても大丈夫。「意識しているかどうか」が同伴者に伝わるだけで、印象は大きく変わります。
最初から全部を完璧にしようとしなくて大丈夫。まず「スロープレーにならない意識」と「バンカーをならす」の2点から始めましょう。この2つができるだけで、同伴者からの印象はかなり変わります。残りの8つはラウンドを重ねながら少しずつ身につけていけば十分です。
最初のうちはなかなか気が回らないかもしれません。それは当然のこと。同伴者に上手い人やマナーの良い人がいるなら、その人の立ち居振る舞いを観察して真似てみるのが一番の近道です。「あ、クラブを複数本持って行ってる」「グリーンをさっと離れてる」——そういった所作は、ラウンドを重ねるうちに自然と身についていきます。何度か回るうちに気持ちに余裕が生まれ、周りへの配慮にも目が向くようになります。
スコアと一緒にマナーも上達させたい方には、スイングとコースマネジメントを同時に学べるラウンドレッスンがおすすめです。初心者のうちにコース上の正しい動き方を身につけると、その後のゴルフが格段に楽しくなります。
まずはラウンドを重ねて実践あるのみ。予約はこちらから。
よくある質問
Q. OKパット(ギブ)は出してもいいの?
正式なストロークプレーでは基本的にOKパットはルール上存在しません。ただしプライベートのラウンドでは「ここからはOKね」と言い合うのが一般的。同伴者の空気に合わせるのが基本です。初ラウンドなら「OKパットはどうしますか?」とスタート前に確認しておくと安心です。
Q. バンカーから何打打っても出られない場合はどうする?
後ろの組を待たせないことを優先してください。何度打っても出られない場合はペナルティを受けてバンカー外にドロップするか、同伴者に「先に行ってもらっていいですか?」と声をかけましょう。スコアより「後ろへの配慮」が優先です。
Q. スロープレーで後ろの組を怒らせてしまったら?
まず素直に謝ること。「お先にどうぞ」と先行権を譲るのが最善です。後ろの組が怒鳴り込んでくることは稀ですが、前の組がずっと待たせているとそういうケースも。「後ろの組が来たらすぐ気づく」習慣をつけておくのが一番の予防策です。
Q. 初ラウンドで一番やりがちなマナー違反は?
圧倒的にスロープレー(準備の遅さ)とバンカーをならし忘れることです。どちらも「知らなかった」ではなく「焦って忘れた」ケースが多い。この2点だけは初ラウンド前にしっかり頭に入れておきましょう。



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